避妊手術は子宮の病気、乳がん、不必要な出産の防止、去勢手術はマーキングや夜鳴きなどの好ましくない行動や前立腺疾患を予防するのに役立ちます。猫は外での喧嘩による咬み傷による感染防止にもなります。また、ホルモンによってバランスが崩れ、いろいろな問題やストレスが起こりやすくなります。
いろいろな問題を予防というかたちで、防ぐことができますので病気になる前にお考えください。不安なことなどお気軽にご相談ください。
| 雌 | 乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、膣脱、偽妊娠、問題行動 |
|---|---|
| 雄 | 精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門腺周囲腺腫、問題行動 |
全身麻酔による手術です。手術方法はメスでは開腹手術で、子宮と卵巣をすべて摘出します。オスの場合は精巣のみの摘出となります。
手術の時期は生後約5ヶ月を過ぎればいつでも可能ですが、発情中のメス犬は、出血が多くなるため、発情が終わって10日ぐらいしたら手術が可能となります。また出産後の場合、離乳後2から3週間たてば手術が可能となります。
安全な麻酔管理のために、人間用の医療機器と同程度の吸入麻酔機を使用しており、これはコンピュータ制御の人工呼吸器を搭載しています。また、心電図モニター、カプノメーター(吐く息の中の麻酔濃度などを測定するモニター)などを設置して、手術中常に脈拍数や呼吸数、血圧、血液中の酸素や二酸化酸素濃度を監視しています。
手術中や術後の手術による痛みをなるべく感じないように鎮痛剤を使用し、痛みをコントロールします。
退院:異常がなければ手術翌日に退院できます。
退院当日の食餌は普段の2分の1程度にしてください。帰宅後はゆっくり休ませてください。
何か変わったことがありましたらすぐにご連絡ください。
抜糸は異常がなければ7~10日後に行います。抜糸までは猫は外に出さないように、犬は軽い散歩程度にしてください。






学会や論文などで、体内に残した縫合糸が引き起こす「縫合糸反応性肉芽腫」という病気が報告されています。
この病気を避けるために当院では英国GYRUS Medical社製PKsystemを導入し、去勢・避妊手術は無結紮法による手術を基本としています。
無結紮手術とは、卵巣、子宮や精巣の切除時に縫合糸などを用いず腹腔内に一切体内で反応する異物を残さない方法です。特殊なシーリング電気メスで縫合糸の代わりに止血します。これにより「縫合糸反応性肉芽腫」の心配はなくなります。