都立大学 / 学芸大学の目黒モナーク動物病院
超音波検査の特徴

超音波検査(画像診断)

腎臓断面縦

超音波検査によって各臓器(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、前立腺他)の大きさや腫瘍や結石がないか状態や形態を診断することができます。
血液検査と共に超音波画像診断装置による血管エコー検査で血管の状況を見ることにより、循環器系の病気にたいする予防や早期発見、早期治療に役立っています。

心臓超音波検査

心臓の輪切り

心臓病は病気による犬・猫の死因の中で、ガンや腎臓病と共に『三大死因』のひとつといわれています。
特に5歳すぎてからのマルチーズなどの小型犬、キャバリアや大型犬ではドーベルマンやボクサーなど心臓の疾患になりやすい傾向にあります。
犬だけではなく、猫の心疾患もみられます。
散歩に行きたがらない・咳を最近するなどの症状が日常生活のなかで起きてきた場合は、心臓の状態を一度チェックすることをお勧めします。
早期発見・早期治療をすることにより、心臓病の進行をコントロールしながら、生活の質を変えずに少しでも長く飼い主様といられるように一緒に考えていきましょう。

心臓病検査の内容

心電図・心臓エコー・レントゲンの検査を行います。

心電図
不整脈、心筋障害(心筋梗塞、心筋炎、狭心症など)心房、心室の肥大・拡張、右胸心、電解質異常などが判ります。
心臓エコー
(超音波を利用した
心臓疾患の検査の事)
超音波を利用して体表面から心臓や血管を画像にして表す検査です。
心臓の形態評価、心機能評価を行うことにより心臓の肥大、拡張、弁膜疾患、先天性心疾患、虚血性心疾患、心筋症などの診断に用いられます。
レントゲン
心臓の肥大、血管拡張、肺の濃淡などにより異常が判ります。

腹部超音波検査

腹部超音波検査で対象となる主な臓器は、肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓、前立腺、子宮、卵巣、膀胱などです。その各臓器の疾患の有無や、病変がある場合には、その疾患の鑑別診断を行うことが出来ます。
また、結石や嚢胞性疾患は、超音波検査のみで確定診断が可能であり、それ以上の検査を必要としない場合もあります。

  • 肝臓と胆嚢
  • 腎臓断面横
  • 膀胱内結石

腹部臓器に対する超音波検査法でわかることとしては臓器の大きさ、腫瘍や結石がないかどうかなどです。
脂肪肝や肝硬変などの有無もわかりますが、このように臓器全体に変化がおこるものは超音波検査のみではなく血液検査などその他の検査法も合わせて診断します。

健康診断などで血液検査の結果に異常が認められた場合

たとえば、ALP,GOT,GPT、コレステロールなどが高値の場合や尿検査で潜血陽性、または蛋白が陽性などの場合は腹部超音波検査によって、精密検査をいたします。胃や腸、肝臓や脾臓、腎臓や膀胱、前立腺や子宮などの形態、内部構造、あるいは胃や腸の動きなどを診断することによって病気の早期発見につながりますので、定期的な健康診断を受け、予防対策につとめていきましょう。

甲状腺超音波検査
超音波エコーで甲状腺の大きさ・腫瘍病変の位置や大きさ・性状などを調べることができます。
脳エコー
超音波エコー検査によって脳室内の液体を調べることができます。小型犬にみられる水頭症(泉門が開孔している)などはエコーによる診断も可能なことがあります。
チワワ、ミニチュアダックスフンド、マルチーズ、トイプードル、ボストンテリア、シーズー、ヨークシャテリア、ポメラニアンなどの小型犬種に多く見られることがあります。
妊娠診断
(超音波エコー)
超音波エコーで子宮や胎仔の状態を観察することができます。骨格や頭数などの診断にはレントゲン検査になります。レントゲンに比べ、早い段階で診断ができ、胎児に影響なく繰り返し検査ができますので経過観察に適しています。
エコーでの妊娠診断は交配後24~30日くらいで連れてきて下さい。胎仔の運動と心拍の確認ができます。

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