熱中症対策していますか?

こんにちは、

目黒モナーク動物病院、院長の佐藤です。

暑い日々が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか。

環境省と気象庁より熱中症警戒アラートが各県で発表されています。

熱中症警戒アラートの発表があったところでは、湿度も高く厳しい蒸し暑さとなります。
熱中症の危険性が非常に高くなるため、人も動物もしっかりと対策をして安全に過ごして頂きたいです。

 

■熱中症対策として

シーンに合わせて“熱中症対策グッズ“がいろいろとあるようですね、

キャリーケースで来院される場合は、アイスノンを入れて連れてきていただくようお願いします。
歩いて来院される場合は人も動物も首回りにひんやりバンドなどの工夫が必要です。

真夏のアスファルトの上は50℃近くに達します。

地面に近い犬たちは放射熱により、予想以上に暑さに影響を受けます。
地面を素足で歩くため、パッドが火傷してしまうこともありますので気をつけてください。

■暑い時期のお散歩

この時期の散歩は難しいですね。

朝方や夜に…と思っても、気温や湿度は高く、アスファルトの上は熱が冷めていないため、
熱中症になってしまうケースは少なくありません。

 

■おうちの中

家の中でも注意が必要!

室温や湿度が重要となります。

冷房機器や除湿器などを使用して、
快適な環境を保つようにしてあげることがよいのですが、
人間の体感温度と動物とでは違いがあり、室内の温度調節には注意が必要です。

 

■犬猫と人間の体温の違い!!

犬猫の体温は個体差がありますが、38℃~39℃が平均です。

人間の体温に比べて2℃くらいの差があります。

動物に合わせた生活となると、寒いくらいが良く、湿度も低い方が快適です。(45~50%位)

この時期の院内の中は、
動いてるときは感じないのですが、休憩中などパーカーを羽織っています。
動物に合わせると、人間は寒く感じますね。

室温や湿度は家や部屋ごとに異なりますますので、温度計・湿度計などを使用して、
部屋の環境を気にかけるようにしましょう。

■熱中症かも?と思ったらすぐ行動を

□初期症状

個体差がありますが、一般的に気がつく症状としては、
いつもしている通常のハアハアがゼエゼエとなり呼吸が早くなり、よだれが多くなります。

舌や歯茎の色が赤くなっています。

おかしいなと思ったら、冷たいタオルなど濡らして全身を冷やすような感じで包んで、太い血管のある個所
首回りや脇の下にアイスノンを当て応急処置をしながら、病院に連れていきましょう。

無理に水を飲ませてしまうと吐いてしまいますので、気を付けて様子をみながら水をあげて下さい。

□上記の変化に気が付かず、時間が経ってしまったら、、、

食欲や水を飲まない、落ち着かずふらふらしているなどの症状がみられた場合は、
状況が悪くなってきています。

さらに、起き上がれず、横たわって呼吸や心拍が早く、苦しそうな様子やけいれんや発作、
嘔吐や下痢、などの症状がでてきますと重篤となって意識がなくなってきます。

時間が経つほど状況が悪くなります。

個体差や状況によりますが、あっという間に重篤となりますので、おかしいなと思ったら、
すぐに近くの病院に駆け込んでください。

 

熱中症は、対応が遅れ、命を落とすことも少なくありません。
また、治療をしても全身の機能障害が起こり、後遺症となって、今後の生活に支障をきたす場合もあります。

当院で熱中症の多い犬種は短頭種や大型犬です。

短頭種は呼吸音やハアハアが通常でも音が大きく、早いので気が付きにくい傾向があります。
大型犬は散歩の時間や遊ぶ時間が多い傾向があるため、この時期は注意が必要です。

熱中症は危険!です。

みなさまには十分な熱中症の理解と日頃から“うちの子”の観察(ハアハアや呼吸音など)をしていただき、
予防対策を行っていただきたいと思います。

 

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  • 診療対象動物:犬、猫、うさぎ、ハムスター
  • 診療科目:⼼臓循環器、腎・泌尿器、腫瘍、内分泌、⽪膚、耳、歯、消化器、神経、眼、各種疾患
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